軽貨物事業をやっている人なら誰でも知っている「アマゾンフレックス」略して「アマフレ」とも呼ばれています。
噂では色々聞くけど実際のところあまり詳しくない方やこれから始めようか悩んでいる方は多いと思います。
そんな方の為に、今回は「アマゾンフレックスの仕事」について重要なポイントを私の感想を交えながらご説明します。
【追記】(2024年3月)
この記事は2021年9月に作成された内容です。数年たった現在は所々変わっている点もございますので、この記事を読んでいただいた後には最新の情報もご覧いただくようお勧めいたします。
「最近のアマゾンフレックス」という題名で定期的に近況をお話していますので是非参考にしてください!
アマゾンフレックスとは?
(直接委託)
Amazon FLEX → 個人事業主
アマゾンと直接業務委託契約を結び、配送するお仕事です。
間に仲介会社がいないので、報酬の中抜きがありません。
よく聞くデリバリープロバイダーは、間に一つ会社が入ります。
なので、デリプロの方よりアマゾンフレックスの方が報酬は高めになります。
単価については、個数単価ではなく時間で金額が事前に提示される仕組みです。
例えば、6時間労働で1万円みたいな感じです。
詳しくはこの後の項目でご説明します。
アマゾンフレックスの仕事内容
概要
アマゾンで購入した商品をアマゾンの管理する倉庫からお客様宅へ軽貨物で配達するお仕事です。
★特徴
・働く場所を(ステーション)を自由に決められる
・働く時間は自由に選べる
例えば副業で週1回だけやることも可能ですし、毎回ステーション(倉庫・エリア)を変えることも可能です。
私は、家から一番近いステーションで稼働しています。
「働く日時は自由‼」はホント?
「働く日時は自由に選べる」について念の為お伝えしますが、希望の日時で働けるのは事実ですがあくまでオファー(仕事の依頼)があればのお話です。
実際のところオファーは取り合いなので、毎回希望の日時が取れるとは限りません。
私の感想としては、毎回希望通りのオファーを取ることは難しいと思います。
午前中のオファーは取れない
朝から昼又は夕方までのオファーは人気なので基本的には優先的にオファーを貰っているドライバー(アーリーアクセス対象ドライバー)に取られています。
簡単に言うと、隙間時間ではなくガッツリアマフレをやっているドライバーが朝からのオファーを取ってるという事です。
なので、隙間時間だけ働く方は午前中のオファーを取るのはほぼ無理だと思ったほうがいいでしょう。
もし、午前中にアマフレしたいという希望がありましたら「アーリーアクセス」をゲットしないとけません。
「優先的にオファーを貰っているドライバーって?」「アーリーアクセス?」とおもった方は👇こちらの記事に詳しく説明しているので是非参考にしてください。
隙間時間で取れる可能性があるオファーは、夕方から夜にかけての2~4時間のオファーがほとんどです。
「えっ?希望通り取れないの?」
と不安に思った方もいると思いますが、あくまで隙間時間に稼働する場合のお話です。
逆に、アマゾンフレックスをガッツリ入りたい方は最初は希望通りではないものの実績を積めば優先的にオファーは貰えるようになります。
ガッツリやるぞ!という方は、こちらの記事をご覧ください👇
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アマゾンフレックスの仕事の取り方
次に仕事の取り方についてお話します。
仕事の依頼(オファー)を受けるのは、専用のアプリに表示されます。
表示される内容
・日付け
・開始時刻と終了時刻(稼働時間)
・報酬金額
基本的にオファーは1週間前の稼働開始時刻に表示されます。
え?1週間前?どういうこと?と、思った方はオファーの出かたについて詳しく解説した記事がありますのでこちらをご覧ください👇
どのような時間帯で何時間働けるのか?については、次の項目で詳しくご説明します。
取り方については、希望の日時で問題なければ「スワイプ」して獲得します。
間違って取った時ややっぱりやめておこうと思った時はキャンセルできます。
ただし、稼働開始時刻24時間以内でのキャンセルはアカウントに影響しますので注意しましょう。
また、24時間以上の場合でも繰り返しキャンセルしないように心掛けた方が良いです。
アカウントに直接影響するかは不明ですが、記録としては恐らく残るので印象が良くありません。
他の仕事でもドタキャンしたら信用無くしますし、「やるやる!」って言っていて全然やらない人は普通に考えて信用できませんよね?
まあ、基本的には個人事業なので全ての責任は本人です。
アマゾンフレックス業務の流れ
オファーをゲットした次は「当日の業務はどんな感じの流れなの?」と、気になりると思います。
という事で、アマゾンフレックスで行われる業務の流れについて簡単に説明します。
稼働当日
①ステーションで荷物を引き取りに行きます。
②物量を積み込みます。
③配達エリアに行き、現地に到着して荷物を配り始めます。
④どこから配り、どこで終わるのかはドライバーで決めることができます。一応アプリがルートを組んでいるのでその通りに回るのも良いでしょう。(時間指定の荷物は注意です。)
⑤終了時間までには配り終えなければいけません。不在などでステーションに持ち戻る場合は、終了時刻までに帰らなければいけませんので注意しましょう。全て配り終えたらその時点で終了です。
最初は、お試し期間が設けられていて比較的に物量も少ないです。その間にアプリの操作には慣れておきましょう。
参考までに、私の稼働日についてまとめた記事がありますで参考までにどうぞ👇
宅配未経験者であれば、何もかもがわからない状況に陥ると思います。
特に最初は、アプリの操作を理解するのに苦労すると思います。
アプリの操作についてはアマゾンフレックスからマニュアルが渡されるのでそれを読みながらやれば十分に理解できますのでご安心を。
その他、関連記事を張り付けておきますので是非参考にしてください‼
配達未経験者であればちょっと意味が分からない可能性あるので、アマフレを1、2回経験してから見て頂くことをおすすめします。
積み込みの仕方👇
ルートの決め方👇
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アマゾンフレックスの稼働時間と報酬
では次にどの時間帯に何時間働けて、いくら報酬が貰えるのかについてお話します。
稼働時間
★「ブロック」について
アマゾンフレックスではある程度決まった時間帯で6時間、8時間などの枠が設けられています。それを「ブロック」と呼んでいます。
例えば、朝8:00~16:00があるとすればこれが1つのブロックとなります。SNSでは「8時間ブロック」とか「6時間ブロック」とかよく見かけますが、このことです。
1ブロックの時間(働く時間)はステーションによって違うようです。
私が知っていいるのは、2時間・3時間・4時間・5時間・6時間・6.5時間・8時間です。
たぶん他の時間もあるかとは思います。
ちなみに、アマゾンフレックスでは働ける時間に制限があります。
時間制限
1日に最大12時間
1週間に最大50時間
もし、12時やろうと思うと「6時間ブロックを2つ取る」or「8時間+4時間ブロックを取る」みたいな感じです。
時間制限があるので、どんだけガッツリやろうとしても稼げる金額には限界があるということになります。
★時間帯
次に時間帯ですが、これもステーションによって違いがあるみたいですがザックリわかる範囲でお伝えします。
午前の8時間ブロック
一番早いのが確か7:00開始で、次が7:15開始とその後15分刻みでブロックがあり、一番最後のブロックが8:30開始だったと思います。
なんとなくこんな感じです。もしかしたら9:00~もあったかもしれません。
午後の8時間ブロック
午後一番は12:45開始でこれも続けて15分刻みでブロックがあり、最後が確か13:45だったと思います。
6時間ブロックは上記の8時ブロックの間に入る感じです。
その他2時間ブロックや4時間ブロック
短時間のブロックは基本的に夕方からだと思って間違いはないでしょう。
例えば、18:00~22:00時の4時間ブロックのような感じです。
午前中の短時間ブロックはあまり聞いたことがありません。
どうでしょうか?イメージできますでしょうか?
副業として考えている方でしたら、まとめるとこんなイメージです。
パターン① 朝~夕方までアマゾンフレックス → 夜は別の仕事
パターン② 昼まで別の仕事をして → 昼~夜はアマゾンフレックス
パターン③ 夕方まで別の仕事をして→ 夜からアマゾンフレックス
と、こんなイメージだと思います。
オファーについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください👇
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報酬
報酬は、アマゾンフレックスの公式HPに記載の通りでほぼ間違いないです。
そこにも記載していますが、地域によって単価も違いますがザックリ¥2,000/時間ぐらいのイメージです。
あとは、ドライバーが足りない状況だと割り増しオファーがあるようです。
私は、1カ月先のオファーを取っているので最近は見たことがありません。
その他、セールなどで物量が増えた際はその期間多く稼働したドライバーへ追加報酬などもあります。
アマゾンフレックスって難しい?
次に、アマゾンフレックスの難易度について私個人の勝手な見解でご説明します。
分かり易くするために他社の軽貨物業務と比較しながら説明します。
比較する「他社」については、私が前にやっていたヤマト運輸の委託業務の内容です。
他社と比較
★荷量
ヤマト運輸は日によって物量が大きく変化します。具体的な数量で言うと、1日80個だけの時もあれば200個を超える時もあります。
それに比べアマゾンフレックスでは、稼働時間によって数量に多少変動はあるものの、基本的には時間内に回れる範囲での物量なのでヤマト運輸の委託と比べると物量は安定しています。
具体的な物量
8時間稼働の場合→100~130(平均)
6時間稼働の場合→60~80(平均)
あくまで目安です。ステーションや配るエリアによって数量は変化します。
★配達スピード(配達能力)
ヤマト運輸の委託業務については、個数単価なので数配って売り上げが変化する為、多く配る必要があります。そうなると、必然的に配達スピードが必要となります。
それに比べ、アマゾンフレックスは与えられた数量さえ配れば報酬は一定なのでそれほどスピードは求められません。
スピードは求められないと感じた具体的な理由はこちらです👇
具体例:1日2万円売り上げる場合
ヤマト運輸委託業務 → 常時ダッシュで配達して、お昼休憩も取れない可能性有
アマゾンフレックス → 走る必要なし、お昼の時間も確実にある
もちろん、宅配未経験の方であればアマゾンフレックスでも慣れるまで走って配達しないと終わらないことがあります。
このような違いがあるので、アマゾンフレックスの方が難易度としては低いと思います。
まとめ
・ヤマト運輸などの委託業務経験者からするとアマゾンフレックスは楽に感じる
・未経験者どちらも大変に感じます。
・アマゾンフレックスで慣れて、ヤマト運輸の下請けをするとかなり大変に感じます。心折れるかもです。
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アマゾンフレックスは軽貨物宅配初心者🔰でもできる?
私は委託配送を経験してアマゾンフレックスへ参入したので説得力ないですが、宅配未経験でアマゾンフレックスを始めるのはあまりお勧めできません。
アマゾンフレックスでは数十分の説明とマニュルを渡されるのですが、実際の配達は最初から1人です。
「え?最初から1人でできる内容だからでしょう?」と思っていませんか?
そう思っていたら、大きな間違いです。
なぜか?
初めて一人で配達するとこんなことになります👇
- どこから配るの?
- 配達先はここであってる?表札ないけどあってるの?
- えっ?ここに置いていいの?
- ん?アプリどうやって使うの?これでいいのか?ナニコレ。
- 宅配ボックス?どこ?どうやって使うの?これでいいのか?入れたけどその後何するの?
- このマンション入り口どこー⁉ ポストどこー⁉ 宅ボないんかーい‼ ここにあるんかーい‼
- あっ、不在だ。どうするの? 電話そうやってするの?
- サポートってどうやって連絡するの?
と、このような状況に100%なります。
ならなかった場合、その方の前世は「飛脚」です。
一見、宅配は荷物を配るだけのように見えますが以外にやることも多いですし、頭も使います。
そんな仕事を初めから一人でやるなんて、私には無理です。
なので・・・
アマゾンフレックスをする前に横乗り研修のある委託会社を経験しておくことをおすすめします。
詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
参考になっていることを願います。(笑)
では、一旦まとめます。
ザックリまとめると👇
- アマゾンフレックスは、個人事業と直接契約
- 好きな日時で働くことが可能(他の軽貨物宅配ではない仕組み)
- 他の軽貨物宅配と比べるとそれほど難しくない
- 仕事は、専用のアプリで全て完結
- 報酬は、公式の求人に載っている通りでほぼ間違いない
- 宅配初心者は苦戦する
- 委託業務を経験してからアマゾンフレックスに参入することをおすすめ
自分の都合にある程度あわせれる働き方ができるのは大きなメリットと言えます。
しかし、ガッツリ稼ぐにはちょっと向かないと思います。
長くなりましたが、アマゾンフレックスについて解説していきました。
このブログでは他にも色々とフリーランスに関する記事を書いていますので是非そちらもご覧ください👇
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記事を最後までご覧いただきありがとうございます。
コメント
前世は飛脚ですに笑いました。
いまアマゾンの仕事受けようと思ってるとこなので参考になりました。ありがとございます
当ブログへ訪問いただきありがとうございます!
参考になっているようで何よりです( ´∀` )
これからアマフレですか?頑張ってください‼
事故だけはほんと気を付けてください‼
私も気を付けます‼